ラー油のビンは偉い | うつだってブログ

ラー油のビンは偉い

また今日もちょっとしたこと。

醤油やソースのビンの注ぎ口を見ると、使った後に容器のふちを伝って中身がたれないように、みんな工夫してあるのがよくわかって面白い。
注ぎ口の下側の丸みを微妙に調節してあるものや、中には逆に注ぎ口の下側を切り落としてしまって、表面張力で注ぎ口の上側に醤油が張り付き下にたれないようになっているのもあった、これには感心した。
しかし、いずれも使い方次第というところがあって、うまく「さっ」とビンを立てないとやはり多少たれてしまう。仕方ないところとも思う。

ところが、この間買ったラー油のビンは良かった。
ラー油といえば、中華料理屋などでビンを手に取ると、必ずといって良いほどふちに油が伝っていてべたべたである。
それが、このラー油のビンは1滴もふちをたれない。
その秘訣はというと、ボタン方式なのだ。
キャップを空けると、中に小さな注ぎ口と直径1cmくらいのボタンがある。
ビンを傾けてからボタンを押すと、押している間だけラー油が出る。
比較的重めのボタンなので、指を離すとピッとラー油がとまる。
注ぎ口は直径1~2mm程度と非常に小さいのだが、出が悪いことは全くない。
おそらくボタンを押すことで内圧が掛かって、ラー油を押し出す効果もあるのだろう。
なによりビンを逆さに傾けた状態で、ラー油のオンオフが出来るので、完全にラー油が止まってからビンを立てることができ、ラー油が全くたれない。口が小さいことも切れの良さに効いているのだろう。

メーカーを忘れてしまったのでここで紹介できないのだが、よく見るブランドだったと思う。
おそらく卓上タイプのラー油業界では大きなシェアを占めているに違いないが、それに奢らず、ユーザの使いやすさを求めて常に商品の改善を考えてくれている。すばらしい。

なにごとにつけても、こうありたいものだと思う。

ラー油で語ってしまうてちくんであった。